ドッグフードの切り替え方 1週間かけて混ぜる理由

フードを変えるときは、いきなり全部入れ替えないでください。1週間ほどかけて、今までのフードに新しいフードを少しずつ混ぜていきます。
なぜ少しずつなのか
犬や猫のおなかには、食べたものを分解してくれる菌がすんでいます。この菌のかたよりは、食べているものに合わせてできあがっています。
フードが急に変わると、菌がついていけません。その結果、下痢やおなかの張り、食べ残しといったことが起きやすくなります。時間をかけて変えれば、菌のほうがゆっくり入れ替わってくれます。
7日間の割合
1〜2日目 今までのフード 75% + 新しいフード 25%
3〜4日目 今までのフード 50% + 新しいフード 50%
5〜6日目 今までのフード 25% + 新しいフード 75%
7日目 新しいフード 100%
おなかがゆるくなったら、前の割合に戻して2〜3日ようすを見てください。敏感な子は、2週間かけるくらいでちょうどよいこともあります。
切り替えのあいだに見ておくこと
便の固さがいちばん分かりやすい目安です。拾い上げられる固さであれば順調です。ゆるくなったら戻してください。
食いつき、皮膚のかゆみ、耳の汚れ、毛づやも合わせて見ておくと、そのフードが合っているかが分かります。変化が出るまでには4〜6週間ほどかかります。
たんぱく質の多いフードに変えたときは、とくにゆっくり
今よりたんぱく質や脂質の多いフードに変えるときは、ふつうの切り替えよりも時間をかけてください。1週間では足りないことがあり、2〜3週間かけるくらいでちょうどよいこともあります。
理由は2つあります。ひとつは、たんぱく質を分解する力がすぐには追いつかないこと。消化しきれなかったぶんが大腸まで届くと、便がやわらかくなります。
もうひとつは、おなかの菌のかたよりです。たんぱく質が増えると、それを使う菌が増えるまでに時間がかかります。その入れ替わりのあいだ、便がゆるくなることがあります。
数日から1〜2週間で落ち着いてくることがほとんどです。ここで「合わなかった」と決めて元に戻してしまうと、せっかく慣れかけたおなかをまた振り出しに戻すことになります。便がゆるいと感じたら、やめるのではなく前の割合に戻して、そこで数日ようすを見るようにしてください。
ただし、いつまでも続く下痢は別の話です。水のような便が続く、血が混じる、吐く、食べない、元気がない。こうしたことがあるときは切り替えのせいと決めつけず、かかりつけの獣医師にご相談ください。
すぐに切り替えてよい場合もある
動物病院で「今日から変えてください」と言われたときは、その指示に従ってください。体調の理由で急ぐことがあります。
下痢が続く、食べない、元気がないといったことが3日以上続くときは、切り替えを止めて、かかりつけの獣医師にご相談ください。


